【蔵元訪問】高橋商店
2024年4月に福岡県八女市の高橋商店に久々に訪問しました。
弊社から車で約一時間。繁桝を醸す高橋商店に到着。まずは事務所で高橋会長と中川社長が来られるまで談笑。
その後、インドから帰国したばかりの中川社長とこれからの挑戦や展望についてじっくり話をしていただき、
中川社長の案内付きで蔵見学したいただきました。
精米機を持っているからこそできる試みをしています。
特に近年は福岡県の酒造好適米「吟のさと」の追求のため、あえて他の色んな地域や特性の酒米を試しているそうです。
特別に麹室入らせていただきました。今回の訪問で一番驚かされた圧巻の麹室です。
3部屋が連なっており、麹を造る上で大切な温度湿度管理はもちろん、全ての箱にQRコードがあり、どのように麹が働いているかデータ化しています。
あえて小さな箱で造られており、全ての麹が同じ環境で育つようにしています。
前まで杜氏や蔵人が培ってきた酒造りをデータに収め、その技術を絶やさぬず未来に繋げるための技術導入です。
これからの酒造りを取り巻く環境を考え今うちに繁桝を後世に残す取り組みです。
タンクの上の小部屋のラボ。最新の機器が揃えられ、目に見えない菌の状態を調べ酒造りにフィードバック。
酒蔵でこの設備はなかなか目にかかれないと思います。
薮田式の搾り機も温度管理されており、搾る時に温度のストレスがかからないようにしています。
瓶詰め機はなんとイタリアから取り寄せた唯一無二の全自動機械。工具を使わず組み立て可能だそうです。
温度の違う冷蔵設備が数箇所あり、お酒のさまざまな特性によって保管されています。
酒造りは10月頃から4月頃で終わり、同じ銘柄でも熟成期間が異なります。前年にできたものとブレンドしたり、
味わいを均一に保つための工夫がされていました。
新酒を新しい技術で急冷し新鮮な状態のまま保存しています。圧巻の冷凍ストッカーの数々。。。
いずれは数十年後前にできた新酒との飲み比べも可能になります。
樽熟成にも挑戦したり、進化を続ける蔵元の姿勢を感じられました。
手作りの部分と、新たな技術をバランスよく取り入れ未来に繋がる酒造りをされている高橋商店。
蔵元に訪れないとわからなことがたくさんあり、とても勉強になりました。
まだまだ語り尽くせないほどですが、今回はこのへんで。
今後の繁桝にますます期待していきます。